お知らせ

2022/03/14

CTGS圧電単結晶上にゼロTCFのSAWを発見

山梨大学の垣尾教授らとの共同研究により、CTGS圧電単結晶上に、電気機械結合係数が約1%でTCF (周波数温度係数) がゼロとなるSAW (弾性表面波)が存在することを理論的および実験的に明らかにしました。本研究成果は、2022年1月27日から開催された「圧電材料・デバイスシンポジウム2022」で発表いたしました。また、2022年4月24日からフランスで開催されるIEEE (米国電気電子学会) 国際会議「2022 IEEE International Frequency Control Symposium」でも採択され発表する予定です。

SAWデバイスは、スマートフォンやその基地局、そして自動車に至るまで、電波の送受信を行う通信機器に必須の電子部品です。現在、圧電単結晶として LT (LiTaO3), LN (LiNbO3), 水晶 (SiO2)が使われておりますが、CTGSは温度変化に対して周波数変動が小さい圧電単結晶として注目されています。

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