お知らせ

2022/12/01

応用物理学会学術講演会で講演奨励賞受賞

山梨大学の垣尾教授らとPiezo Studioは、CTGS (Ca3TaGa3Si2O14)圧電単結晶上に、電気機械結合係数が約1%でTCF (周波数温度係数) がゼロとなるSAW (弾性表面波)が存在することを理論的および実験的に明らかにしてきました。この度、山梨大学垣尾研究室の鈴木涼人氏は、応用物理学会学術講演会で「Ca3TaGa3Si2O14ラブ波型SH波の高温下における共振特性」を発表し、第53回応用物理学会講演奨励賞を受賞いたしました。

第53回応用物理学会講演奨励賞受賞者

SAWデバイスは、電波を送受信する際のフィルタとして通信機器に必須の電子部品で、スマートフォンから自動車に至るまで広く使われております。現在、圧電単結晶として LT (LiTaO3), LN (LiNbO3), 水晶 (SiO2)が使われておりますが、CTGSは相転移温度がないので、高温環境下センサー等の圧電単結晶としても注目されています。